ブランドまっぷ

京つけもの 西利

京都の漬物と贈答

京都の漬物を、旅のお土産や、お歳暮、お中元でいただいて、イヤな気分になる日本人はそれほどいないだろう。
高血圧で塩分の制限をされているとか、大好物なんだがダイエット中で、これでゴハンが増えちゃうとか、根本的に漬物全部がダメとか。
あるいは、今回の話題は、西利なんだが西利のライバルブランドの関係者だとか。クール便でお歳暮のノシが貼られて西利の漬物が届いた。素直に嬉しいwしかし、クール便、急いで食べなければ。他にもいろいろいただいて、年末は、それだけでも気忙しいぞ。

西利の千枚漬け

京都の漬物の代表格が何かは意見が分かれるだろうが、千枚漬けは外したくない。冬の漬物で、夏場に食べるもんじゃあないと思う。今回は、お歳暮でいただき、当然のようにその詰め合わせの一番いい場所に鎮座していた。

京つけもの 西利の千枚漬け

聖護院のカブラと昆布で漬け込むのが千枚漬けなのだが、塩の加減は、メーカー、ブランドによって異なる。洗わずに、数枚をピザのピースのように切りたい。まあ漬物の切り方には、好みもいろいろあるようで、子供の頃に食べた切り方が、一番正しいのだと、大抵の人は思っているだろう。
西利の千枚漬けは、昔の俺は、チョロリと醤油を垂らし、ゴハンをばくばく掻き込んでいたのだが、いい歳になった今は、そのままいただくことが多い。そんなにたくさんゴハンを食べられないし、血圧だってw

西利の むらさきの

むらさき のは、京都伝統の漬物というわけではなく、西利のオリジナル商品のようだ。まあ、特許でもとらない限り、すぐに模倣されるんだろうけど。

京つけもの 西利 むらさきの

ベースは、伝来の しば漬けなんだが、しば漬けは、茄子を使うが、西利の むらさきの は、キュウリを使っている、赤シソ、ミョウガ、ショウガが入っている。何とも京都らしさを感じる。

西利の赤かぶら

赤かぶらが、そのままの形で入っている。浅漬けだ。サッパリとしている。けっこう好き。

京つけもの 西利 赤かぶら

俺は晩酌のお供にして食べた。家内は、ゴハンで普通に。俺は、この日、最後は、お茶漬けで。これは、やや厚めに切ったほうがいいだろう。

西利の味すぐき

刻み すぐきだ。

京つけもの 西利 味すぐきら

すぐきが、本当に好きな人は、形のあるすぐきのほうが、好きなのかもしれない。けれど、刻んだこいつは、あったかいゴハンに乗せてたべてやるのが、いい。お茶をかけてやるといくらでも食べられそうな錯覚をおこす。俺は、どちらかと言えば、この刻み すぐき程度が食べやすい。

茄子

西利の京のあっさり漬シリーズ。茄子。

京つけもの 西利 茄子

時代の要請なんだろうか、このあっさり系の漬物が増えてきているように思う。物流や保存技術の発達が、塩や漬物の技法で保存しなくても良くなって、味を優先できるようになったんだろうなぁ。
茄子が嫌い、漬物が嫌いでなければ、気に入るだろう。俺は、ゴハンの時は、そのまま。酒のつまみには、和辛子をそえる。

白菜

これも、西利の京のあっさり漬シリーズだ。

京つけもの 西利  白菜

さっと洗いたい。ザクっと切る。家内はそのまま食べるが、俺は七味唐辛子が欲しい。
若い時は、醤油もかけていたが、自重、自重w

大根

大根の漬物といえば、俺の頭ではタクアンなんだが、それはそれとして、このあっさり感は、なかなかのものだと思う。上品だな。

京つけもの 西利 大根

こういうものが流通すると、タクアンを考案し、保存食として広めることに尽力した沢庵和尚の尽力は、時代の役目を終わりつつあるのかなぁとか思ってしまう。
まあ、酒飲みの俺には、少々、甘いかなぁ。たぶんこれは、俺の頭の中には、大根の漬物は、塩がきついものだ(ねばならない)と、幼少に刷り込まれたものがあるからで、西利の漬物が悪いわけじゃないので、念のため。

Aさん、お歳暮ありがとうございました。ありがたく完食しましたよw

西利の領布会

京つけもの 西利には領布会がある。毎月1回、合計12回届いてくる。その時期の季節の漬物が届くようだ。あぁ楽しいかもな。勿論、その時期、安いものを探す手間をかければいいんだろうけども。