ブランドまっぷ

ファッションブランドと都市伝説

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坂本九の歌

坂本九の歌の「上を向いて歩こう」。ある程度の年代以上は、馴染みある歌だろうし、若い人でも、何かの折に耳にしたことがあるんじゃないだろうか。
海外にも出て行った歌なんだが、英語圏でのタイトルは「すき焼き」なんだという。なぜだw
第2時世界大戦に敗北した日本。その国民は、辛いことや悲しいことがあった時に、木と紙の家のなかで、家族ですき焼きを囲みながら、この歌を聞いて元気を出したのだ。上を向いて歩こう。アメリカンドリームにも通じるのだ。日本の驚異的な経済復興、高度成長の秘密は、そこにあるのだ。
もしかしたら、そんなことを言った知性人、教養人を気取っていたアメリカ人がいたのかもしれない。真相はわからない。

ファッションブランドと都市伝説

ファッションなど様々なブランドがある。ブランドの創設者、創立者の中には伝説的な、にわかに信じがたい話が流布されていることがある。明らかな冗談ならいいのだが、本当かもと思える、ありそうだなぁとも感じてしまう話もある。
しょせん都市伝説と思い、話半分で楽しんでいればいいんだが、マジになって力説されると、どういう顔をして聞いたらいいのか困惑することもある。
ブランドの価値は、定量ではあらわせぬ定性的な価値だ。主観なきブランドの評価はなかなかしにくい。無理やり定量評価をすると売上とか出店数とか、そういったことになる。そこには定性的評価はない。
ブランドは主観的な評価が重要なだけに、それは、すべての人に等しく普遍的に受け入れられるものでもあるまい。
ワコールの下着が日本の女性に支持されるのは、数十年にわたる日本の女性の豊富な測定データーがあるからだ。世界の覇者、トリンプに日本では勝てている理由はそこにある。でも、ワコールが(女性に限定しても)世界的、普遍的な強みを発揮できるかというと、そういうことではないだろう。
自分たちがいいと思っても、それはすべての人がそう思うわけでもない。ブランドやファッションはそれが顕著じゃないだろうか。

大事にしたいこと

トンガっているからこそ、愛してくれる人がいる。如何にグローバル化といっても、無理な、もとの強さを失うような拡大や展開は、自重することも大事な気がするのだ。