人形町の魚久 知っている人には今更のことだろうが、魚貝類の西京味噌や粕漬けの老舗だ。東京人形町に本店がある。以前の職場が徒歩圏内にあって、時にリッチな昼食をと思うと、2Fで、自慢の粕漬けなどの定食をいただいていた。焼き方も上手なんだよなこれが。勿論、小鉢、味噌汁も正攻法の和食として添えられ、そしてご飯などもいいものを使っているのがわかる。これがマズイと老舗のイメージに相当ダメージあるもんな。
クール便 ある日我が家に縦横1辺の長さ30センチ弱、厚み20センチ弱のクール便が届いた。ラベルを見ると、「ああ彼か」と「おお魚久」。大好きなんだが、どんだけ入っているんだこれw現在の我が家は家内と2人、他に犬どもである。犬に、こんなものを食わせるわけにはいかぬ。2人で食べるわけだが、とにかくこのままでは冷蔵庫に入れることもできない。早速開梱である。
魚久の風呂敷 味の芸術 京粕漬 人形町魚久と書かれた贈答用化粧箱からでてきたのは、これだ。藍に染められ、白抜きの文字が飛び込んでくる。京粕漬魚久。う~ん。写真じゃわからないだろうが、なかなかキレイな藍色で、俺は好きなんだが、しかし、この京粕漬魚久が、鮮やかに抜かれていると、他の用途に、風呂敷として使うのは厳しいなぁ。畳んで文字を隠して、観賞用の陶器の下にでも敷くのには使えそうだな。
プラスチックの入れ物 木の桶の蓋をあけると、これだ。木の桶とピッタリとサイズをあわせて、プラスチックの容器が仕込まれている。これなら白木に匂いや色が付かないから、あとの応用もできるだろう、風呂で洗面器にはできないだろうが、チラシ寿司とか、手巻き寿司なをした時に、サーブするには、手頃かもしれない。
ようやく魚の姿が プラスチックの容器を木の桶から取り出し、蓋をあけたのが、これだ。まず、酒粕、白味噌の真鯛が2切れ。京粕漬の烏賊。これは匂いが違うので他の京粕漬とは別になっているのだな。そして、ぎんだら、さけ、ほたての京粕漬。個別にビニールに入っていて助かった。これなら冷蔵庫に入るが、1週間で食べきらないと。
まずは、ぎんだら 粕漬けや西京は、上手に焼くのがなかなか難しい。以前は苦労していた。しかし、IHにしてからは、かなり焼き魚の失敗が少なくなった。これは、IHのセンサーにおまかせで、時間、火力を勝手に計算してもらったそのまま。焼き色なども好みで指定できるが、まず初回はデフォルト値で。粕は落とさず、洗わずに焼いてみた。バッチリ。俺が魚の焼き方がウマイのではない。IHが偉いのだ。残念ながら朝食の忙しい時間で、盛り付けもいい加減w ダイコンオロシは小鉢で擦ってそのまま。また写真なんて撮っていると家内に怒られるので、こそこそとw 魚久の粕漬けで困るのは、ゴハンが進み過ぎることかなw。ホタテや烏賊は、晩酌のお供にしたいものだが、そうなると撮影を忘れてしまうかもしれない。
魚久のお店 魚久は勿論人形町が本店だが、デパ地下などにもけっこう出店がある。人形町の本店では、切落としのような端の部分が安く出ることもある。現時点では、魚久を扱っているお店のデーターは登録できていない。アパレル系のデーターを優先して整理しているためで、今後追加していこうと思う。